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「チーム医療」について ~乳がんの患者さんの場合~

がん治療と向き合うに当たって
「どれだけ納得して向き合えるのか」
それが大切になると思います。


今回のお話は
「チーム医療」

この「チーム医療」何かわかるでしょうか?

こちらでは、「Multidisciplinary Treatment」
直訳すると「多くの専門分野にわたって行われる治療」

他職種が集まって、
みんなで意見を出し合って、
患者さんにとって最良の治療法を考え、
実行することです。


アメリカのUS News & World Reportにて
毎年ランキング付けのある「ベストホスピタル」は、
これを上手く実行されている病院です。

こちらのページに紹介しています。
http://www.mediaison.com/texasMediaclCenter/best_hospital_info.html


こちらには「チーム医療」について
わかりやすいように図にて示しています。
http://www.mediaison.com/medicalTreatment/team.html

以前お世話させていただいた乳がんの患者さん。

主治医は乳がんのセンター内(内科と外科がある)の腫瘍内科医でした。
主治医が自分の考えた内容が確実に正しいことを確認するために専門医、専門家の意見を聞きます。

例えば、治療法決定に際し、腫瘍内科医(抗ガン剤治療の専門医)、腫瘍外科医(手術専門の医師)、放射線治療専門医が集まって、それぞれの立場から意見を出し合います。

そして、この治療決定に必要なのが診断。
これには、病理医と放射線画像診断専門医が関わります。

看護師、薬剤師、医師のアシスタント、その他色々な職種、そしてボランティアに至るまで、患者さんを取り巻くチームを作っています。

そして。
このチームの一員として決して忘れてはいけないのは患者さん自身です。

あくまでも、医療は患者さんが中心です。
チームの中心である一員として、積極的に参加されてください。

日本からいらした患者さんは
時々この感覚に戸惑っていらっしゃる方もいますが、
この環境を楽しんでくださり、
帰国される時にすっきりされた笑顔で
「来てよかった」っておっしゃってくださいます。

「納得して治療と向き合うため」には「チーム医療の一員になること」が大切です。
専門家だけで行われて'かやの外'にいる治療ではなく、思いっきって踏み込んで「チーム医療の
一員」として治療と向き合われること、大切だと思います

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