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「病名を知ること」について~平滑筋肉腫の患者さんの場合~

がん治療と向き合うに当たって
どれだけ納得して向き合えるのか。
それが大切になると思います。


一番最初に向き合うのは、診断された

「病名」


自分の身体の中がどんな状況か理解しているでしょうか?


主治医とじっくり話し合ってください。

専門用語などわからない言葉はメモして
主治医にその場で質問してください。

メモが難しい場合は、スマホでの録音とかも良いかもです。

以前、お世話した平滑筋肉腫の患者さんは
ご自分の病名を知らないまま
癌ということさえ知らないまま
MDアンダーソンがんセンターへいらっしゃいました。

セカンドオピニオンのためです。

まだ10代半ばということもあり、
親御さんのご希望で伏せたままでした。


お若いとは言え、
自分の状況を理解する方が良いと思い、
親御さんと話し合いをしましたが、
まだ覚悟ができていなかったこともあり、
病名は伏せたままとなりました。


ですが、
こちらでセカンドオピニオンを取った後、
実際に日本で治療するに当たり、
やはり自分の状況を知るべき。

ということで。

結果、病名の告知、
今の身体の状況の説明。

そして、どうしてその治療をするのか。

について話していただけて、
静かに受け入れ、全て納得できたようでした。


日本に帰国中に会って話した時、
将来、がんを治す医者になる!と語って
一緒に笑って話すことができたこと思い出します。

ご自身の病名、
そして、
その病名に至った身体の状況を知ること。

がんという病気にかぎらず、
とても大切です。

まずはそこから始めてください。

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