がんの代替療法は、昔からあり、世界でも日本でも約4割の人が何らかの代替療法をやっているというデータがあります。
代替療法はがんに直接効果はありませんが、中には、ヨガや音楽療法のようにQOLを保つ効果もあるものもあります。
副作用が少なくて安価なものであれば、患者さんの気休めになるかもしれません。ですので、私も全面的に代替療法を否定するものではありません。
患者さんから聞かれた際には、薬局で買えるもので、副作用が少なく安価なものであれば、やってもよいですよ、と言うことがあります。
ニセ医学、トンデモ医療と呼ばれるものは、「医師が行う代替療法のたぐいで、自由診療でやっていて、効果があるという証明がないのに、効果があるようにうそぶいて、高額な費用を請求するもの」と定義できると思います。
医師が言うと患者さんは簡単に騙されてしまいます。
このようなニセ医学やトンデモ医療は、厳しく追及されるべきと思います。