腫瘍内科医・勝俣範之医師のつぶやき

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勝俣範之医師のつぶやき

標準治療の誤解について

標準治療にはいまだに多くの誤解がある。

標準治療にはかなり幅がある。「ガイドラインで、強いエビデンスがあり、強く推奨する」レベルの治療、複数のランダム化比較試験、メタアナリシスで、全生存期間を改善した治療、を標準治療とするなら、実際にはかなり少ない。なので、「標準治療だけしかしない」というのはおかしいことになる。

子宮体癌のAP療法もグレードB(ABCDの4段階中)なので、完全標準治療とは言い切れないくらいの治療。実際、グレードAとかの推奨度の治療はかなり少ない。たださすがに、グレードCよりはより推奨されるという感じ。
研究結果(論文)もなく、グレードがついていない治療は論外。

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