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患者さんの記録

3回目の渡米

Nさん。3回目の渡米です。
診察日の前の日に血液検査。
そして診察当日の概要は下記の通りです。

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<インフォームドコンセントの変更点も含めての確認>

最初の1年目は3ヵ月毎の診察、
2年目は半年に1度の診察をMDAにて受けること。
妊娠の可能性がある場合は、尿検査を実施すること。

ポナチ二ブの治験薬が認可された場合は、
治験が終了となる事を理解してほしいこと。

治験終了の場合、販売されたポナチ二ブを購入する。

もしくは、もし治験を続行するのであれば他の治験薬に変更。
何を選択されるかは、
担当医がNさんに一番良いと思われる治療法をアドバイスすること。

ポナチ二ブ15mgx3を今後も継続すること。

<今後の日本での診察の頻度に関して>

4-6週に1度採血を行うこと。
結果はMDアンダーソンの担当ナース宛てに送ること。

もう少し頻繁に採血を希望であれば、
日本の主治医に申し出て、フォローアップをしてもらうこと。

<次回の骨髄穿刺について>

3ヶ月後を目安に日本で実施。
検査後のデータは英文で作成し、Nさんの次回の渡米前までに届くように
日本の主治医へお願いすること。

<ポナチニブ服用後に新たに起きた症状について>

1、頭痛
ポナチ二ブを飲み始めて1週間くらいの頃、
激しい頭痛などの症状が起こる。
日本の主治医がカロナール(アセトアミノフェン)を処方。

1ヶ月を過ぎるような長期間の服用でなければ問題なく、
今後も内服は問題ないと思われる。
もし心配であれば、肝機能の状況も確認した上で内服。

2、甲状腺
日本での内分泌科の医師よりフォローアップを受け、
その結果を英文にてMDアンダーソンの担当ナースに報告。

3、血圧の上昇
ポナチ二ブの副作用の一つに血圧の上昇があげられ、
今後も安定した血圧を保ちながら、ポナチ二ブの服用が必要。

抗血圧剤の処方として

Amlodipine 2.5mg x1 経口内服

日本でも認可されている薬なので保険適用とするために
日本の主治医に処方箋をお願いすること。

日本の主治医の経過観察の元、服用すること。
薬及び、内服量を変更した場合は、
MDアンダーソンの担当ナースにその内容をに知らせること。

4、手の甲の黒ずみ
日焼け程度の黒ずみなので何かの関係での黒ずみなのかの
判断がつきにくいところ。
まずは経過観察とする。

<ポナチ二ブの持続効果に関して>

現段階では2年以上継続して服用した患者さんのデーターは
出ていないことから、持続効果に関しては何とも言えない。
2年以上の効果も期待出来るかもしれないし、それ以下かもしれない。

現在のNさんのデーターは良くなっている。
しかし、移植のタイミングを逃さないよう、
データーの経過観察をしながら対応していく事が大切。

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次回の渡米診察は4ヶ月後となりました。
ここまでがNさんの今までの状況です。

Nさんは日本でポナチニブを服用しながら、
日本の主治医の元、検査を受けながら効果を調べています。

血圧の上昇はまだあり、甲状腺ホルモンの関係である場合、
別の処方が必要とされています。

渡米時のNさんは、確かにむくみが取れ、
顔がすっきりになっていて、
とっても可愛くなっていました。

元々可愛いNさんなんですが、益々可愛くなってました

Nさんの事は、またアップデートしていきます。

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