Nさんの初診時の診察概要です。
骨髄穿刺と生検の結果がまだ出ていないので
その結果を見て、
1週間後の診察で最終的な判断となる。
治験薬での治療後の
最終的なベストオプションはStem Cell Transplant。
Nさんが移植を望んでいない事は理解しているが、
一番の治療は移植である。
現在、グリベックの効果が見られなくなってきている事はわかる。
現段階の治療法として、移植と治験薬のオプションがあり、
投薬については、ポナチ二ブとDCC2036の2つのオプションがある。
ポナチ二ブは治験段階が終了してしまっているので、
今現在は使用出来ない。
近い将来、FDAの認可がおりて販売されるので、
購入し使用することが可能になるだろう。
=これからの治療方針の計画=
DCC2036を3ヶ月投与。
もし効果が見られるようであれば
その後も継続して投与する事を計画している。
最低1ヶ月は、MDAに通える範囲に滞在してもらい
DCC2036の効果を確認しながら、
耐性などにも問題がないかどうか確認したい。
もし問題が無ければ、一旦、日本に戻り、
その後1ヶ月に1度MDAで血液検査、骨髄穿刺などの検査を
計画しているので、戻ってきて欲しい。
もし状況が良ければ、3ヶ月に1度戻ってきてもらうように
計画する事も可能であると思う。
治験に関しては、対象者として認められた段階で
リサーチナースから詳細の説明がある。
=Nさんからの質問=
1、DCC2036の副作用は?
口渇感、血圧の上昇、四肢の脱力感などが報告されているが、
一般的に他の薬と比較すると副作用は軽い方であると思う。
治験の対象者になれば、必ず開始前に詳細の説明がある。
2、万が一、DCC2036の効果が見られなかった時は?
例え、効果が見られなくても、
更に3ヶ月は継続するオプションも考えている。
状況により、この時点でポナチ二ブを購入出来るように
なっている可能性も考えられる。
個人で購入して日本で治療する事も可能になるのでは。
治験に参加するために
必要な費用がどれくらいになるのか
ファイナンシャルカウンセラーと
次の日に合う予約が入りました。