Rさんの初診の後、
血液検査
胸部X線検査
CTスキャン
を行いました。
そして全ての検査終了後3日目に
消化器の科にて改めて診察がありました。
Rさんの日本での診断は
虫垂癌の腹膜と肝転移でしたが、
MDアンダーソンがんセンターの担当医の話では
検査の結果、
虫垂ではなく小腸がんの可能性がある。
という話でした。
その理由としては下記の通りです。
1、虫垂癌が肝臓へ転移することはかなりまれであること
2、日本での手術時に虫垂の周りに癌があったとの報告から
虫垂癌の可能性はあるものの、
通常、血液で肝転移することを考えると
小腸がんという可能性もあるはず。
3、日本での手術時には虫垂、小腸、大腸が結合している部分を
切除した上で病理検査を行っていることから
もしかすると小腸がんの可能性もあるのでは。
ということで。
小腸と虫垂は近いので
その周辺に効果がある治療法を。
という話でRさんも納得し
FOLFOX (Oxaliplatin + 5FU) と AVASTIN
これを2週間に1度、受ける事となりました。
ここで、
治療を受けるに当たり、
3ヶ月分前金にて支払う必要があるため、
ビジネスセンターの方との話し合いがあり、
支払い予定を交渉した後、
治療に向けた日々が始まりました。
まず、抗がん剤を点滴で受けるために
ポート作りに入る予定だったのですが、
ポートの予約がいっぱいだったために
翌日、
腕から中心静脈までカテーテルを通し
その翌日から
治療が開始しました。
最初の治療は無事終了し、
1週間後に再度診察が入っていました。