帰国して治療が始まったTちゃんのお父さんから連絡が入りました。
GemcitabineとDocetaxelの組み合わせは
その当時日本では承認されていませんでした。
まずアドレアマイシンとイスフォミドの組み合わせから
始めることになりました。
16歳のTちゃんには
髪の毛が抜けるという副作用が辛かったみたいだった。
MDアンダーソンがんセンターの主治医からも説明されたけれど
同じ説明を日本の病院でも受けたらしい。
完治は期待できない。
と。
そして日本の主治医から診断名(病名)を告げられたらしい。
Tちゃんは同じように治療を受けている子供達と話をしながら
受け止めている様子だった。と聞きました。
Tちゃんからも入院前に携帯メールが届きました。
「頑張って治療を受けてきます。
そして元気に退院してメールしますね。」
と。
読みながら泣いてしまった。
奇跡でも何でもかまわない。
何とか治ってほしいと願い続けてました。