Dさんのお嬢様からメモリアルスローンケタリングへのDさんからの質問が届きました。
「今現在の治療が最善のものであるのかどうか」
気になるところだと思います。
お嬢様の理解では
「先日の治療法提供の書類から、最善の方法が施されている状態だと思う。」
とのことでしたが、Dさんの安心のためにもというお心遣いで、連絡くださいました。
早速、問い合わせをし、頂いた返事は下記の通りです。
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Dさんのケースは、資料だけのやり取りで判断するには非常に複雑なので、これ以上のアドバイスは彼の今の状況も含めて、実際に診察をしてからでなければお知らせすることができません。
渡米される場合は、喜んで受け入れさせていただきますので、お知らせください。
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もう少し何かコメントがほしいと思い、
「最新の検査内容も送るので返事をもらえないか。」
と聞いてみたのですが、返事は変わらず、
「診察に来てほしい。」
とのことでした。
実際に患者さんを診ていない場合、医師によって、どこまで質問に対応するのかに関する線引きが違います。
この医師は、最初の書面にて、かなり詳しい内容で治療法に関する記述をいただけたこと、そして診察できていないこともあり、これ以上提供できる情報はない。ということだったのだと思えます。
このメモリアルスローンケタリングからのお返事と共に、私からは下記のようなコメントをさせていただきました。
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私も書類を見直しましたが、まずはドセタキセルベースの治療、そしてその次に勧めるのがアビラテロン酢酸とプレドニゾンの併用での治療。
でも、ドセタキセルベースの治療に向かない、効果がないとした場合はEnzalutamideという流れです。
ドセタキセルを前提としての治療法の話ですので、佳代様のおっしゃるように私もドセタキセルベースの治療に効果がある限り、それが最善だという理解です。
お父様に納得していただけるかは定かではないのですが、医師が資料のやり取りだけでDさんにアドバイスできる内容は以前のレポートの内容ということのようです。
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Dさんの治療が効果がありますようにと祈るばかりです。