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NYメモリアルスローンケタリングの返事

全ての資料を出し終えて3週間後、
NYメモリアルスローンケタリングから返事がきました。

今回は病理スライドの再検査を行ったことから
1週間ほど余計に時間がかかった気がします。

Wちゃんへの治療方針は下記の通りです。

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(神経腫瘍のフェローによるレポート)

Wちゃんのケースを大人の神経腫瘍のミーティングに提出しました。

その会には神経科、神経外科、放射線腫瘍治療科、放射線診断科の
専門医師達が出席し、全員一致の治療法に達しました。

その会のメンバーは脊髄のMRIを撮影してシャントの可能性について
計画することに同意しました。

抗ガン剤での治療はbevacizumab(ベバシズマブ=Avastin=アバスチン)とcarboplatin(カルボプラチン)の組み合わせから始めることで合意しています。

(神経腫瘍の担当医からの上記にレポートに対するコメント)

シャントについてはもしかすると機能しないのではないかと
考えるので再検討が必要です。

もしシャントが機能するようであれば幾つかの症状の緩和が見込まれます。

bevacizumab(ベバシズマブ)とcarboplatin(カルボプラチン)の
組み合わせについては合意します。

この治療法は合理的な方法だと思います。

(小児腫瘍のミーティング後の神経腫瘍の担当医からのレポート)

脊髄のMRIの結果でシャントの可能性について調べることを提案します。

そして抗ガン剤治療として
bevacizumab(ベバシズマブ=Avastin=アバスチン)と
CTP-11(イリノテカン)の組合わせも考慮ししています。

carboplatin(カルボプラチン)、 vincristine(ビンクリスチン)、
cyclophoshamide(シクロホスファミド)、cisplatin(シスプラチン)、
MTX(メトトレキサート)の組み合わせも試すことができるかもしれません。

今日の小児腫瘍のミーティングにて
Wちゃんのケースについてレビューを行いました。

全般的に言って小児腫瘍のミーティングでは
大人の神経腫瘍のミーティングにて出た提案である

Avastin(アバスチン=bevacizumab=ベバシズマブ)と
carboplatin(カルボプラチン)の組み合わせに合意しました。

ですが、今日のミーティングのメンバー達は
過去の血液のカウントの減少から
Wちゃんがその治療に耐えうるかについて心配しています。

他の提案として
tamoxifen(タモキシフェン)もしくはlapatinib(ラパチニブ)と
Avastin(アバスチン=bevacizumab=ベバシズマブ)の組み合わせです。

今日のミーティング出席者全員は最適な治療法として

bevacizumab(ベバシズマブ=Avastin=アバスチン)と
carboplatin(カルボプラチン)の組み合わせだと考えていますが
ただ一つの心配がWちゃんの耐用性です。

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いくつかの可能性のある治療法は出ました。

ですが、皆さんが心配されているのが、
Wちゃんの身体が抗がん剤に耐えることができるのか。
という点でした。

Wちゃんのお父様へ英文でのお返事と共に
上記内容を添付してお知らせしました。

お父様も日本の主治医と相談するとのことでした。

そして、今回の返事には無かった
こちらからの質問への回答を再度お願いすることとなりました。

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