Yさんが渡米され
MDアンダーソンがんセンター(以下MDA)にて受診されました。
診察時の医師との話し合いの概要です。
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=今回の検査結果=
1、CA125
今回の検査結果は87。
MDAでのCA125に対する考え方について。
ーMDA内でも目安として検査はするものの、この値だけの結果では絶対に治療を決定することはしない。もし、この値が300に上昇したとしても、体調の変化などがないかぎり問題とはとらえない。
2、CT
今回の結果と前回の結果の比較では全体的に腫瘍が縮小していることが認められた。
鎖骨下のリンパ節や気管の辺りのリンパ節も縮小している。
新たな腫瘍は見られない。
日本で認められた肝臓の腫瘍は今回のCTでは認められない。
治療の効果の可否はCTの結果にて判断する。
今回の結果で、治療の効果はあったと判断できた。
3、血液検査
血小板の値のみ低く、他は正常値内。
経過観察するものの治療による影響はないと考える。
=今後の治療方針=
CT結果で治療は効果があると判断。
よって、現在の下記の治療法を継続する。
Cytoxan 50mg 1日1錠
Avastin 静脈注射15mg3週間に1度
3サイクルの治療終了後CT検査にてフォロアップすること。
ジェムザールでの治療は考えない。
理由は以前の治療で効果があったとは思えないから。
他、臨床試験も含めて治療法はまだまだあるので、
実際にこの治療の効果がなくなった時に
どの治療がその時の状態に良いのかについて話し合いをする。
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Yさんは安心されたとのことで、
日本にて治療を続けていくこととなりました。
腫瘍マーカーのことで心配でいっぱいだったYさんでしたが、
CTの結果が日本でもMDAでも良かったことから安心されて、
笑顔での帰国となりました。