メディエゾンの上野さんに相談を始めたのは数ヶ月前になります。
そこまでの経過は、今年の二月に私の姉が余命一年と宣告されました。それまでは、再発ながらも、きつい抗ガン剤治療のおかげで健康な人と同じくらいに癌は小さく、主治医にもそろそろ治るからねと言われており、このまま大きくしなければ大丈夫だろうと思った矢先の出来事で家族全員がのたうちまわる程のショックを受けました。主治医の話では、新しく始めた抗ガン剤治療が全く効果がなかったため、腰のリンパにあった癌が首のほうにまで転移しており、抗ガン剤も良いものから試してきたし、もう手の施しようもない状態だから、残りの人生で思い出をつくるようにとのことでした。
まだ内臓には転移しておらず普通の人よりはるかに元気な姉に東京なら姉の治療をしてくれる病院があるはずだと必死で探しました。そこで、ある癌の専門病院の電話無料相談があることを知り電話をしました。私はまず、姉のような病状の患者を受け入れたケースは、ありますか?と聞くと、「まずありませんね!!」と、バッサリと言われ、次に渡米での治療の可能性を聞くと「日本の福祉医療は、素晴らしいんですよ!!アメリカは、人種差別が激しく、体質も違いますから、もうお姉さんには、思い出を作るように言ってあげたほうがいいですよ」と、希望の光まで打ち砕くようなことを言われました。
本などには、アメリカは抗ガン剤治療が日本よりはるかに進んでいるし、新しい薬(効く可能性のある未承認薬)を使ってもらえるとも書いてありました。日本では、もう助からない。受け入れてくれる病院を探せても、探す時間がないと、思いました。だからと言って、すぐ渡米は勇気がいります。日本で治療を受けてる人なら、誰しも感じると思うのですが、主治医から離れることが、とても怖いのです。やはり、常に、何かあった時に近所のその病院にお世話になるかもしれないという不安がつきまとうのです。それに、渡米したとしても、保険の効かないアメリカでの治療費も気になります。とにかく、ダメもとでと、すがる思いで仲介してくれるメディエゾンのHPから、姉の病状などをメールで送って、返事を待ちました。
そして、メールを送った次の日の朝、メディエゾンの上野さんという感じの良い女性から、電話がありました。「渡米される気持ちはありますか?」と言われ、ビックリして「テキサスまで行って、治療を断られたら、姉は立ち直れないです。」と言うと、「治療法のない方にテキサスまで来て欲しいとは、こちらのドクターも言わないですよ。体力があれば何か方法があるのではないかと思います。」と、言われたのです!!それが上野さんとのメールや電話のやりとりの始まりです。
その後、姉の主治医が検査の資料を見直し余命一年は誤診だったという謝罪を受けて、すぐ渡米という話はなくなりましたが、その後も、いざという時すぐに動けるように、不安になってた様々な相談に上野さんにはのってもらいました。その中でも、M.D.アンダーソンに行くことができない人などが、日本でも同じような治療を受けることができることもあるということは驚きでした!!この前も上野さんのメールでお話したのですが、大事なのは、患者本人がどんな治療を受けたいのかを明確に持つことと、良い治療を受けたいなら、あきらめないことだと思います。まだ、姉の闘病生活は続きますが、何かあったら、メディエゾンの上野さんに相談できるということが、今の私の支えです。 |