ベイラー医科大学付属テキサス小児科病院 - アメリカと日本をつなぐ医療の架け橋

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ベイラー医科大学付属テキサス小児科病院

概要

ベイラー医科大学付属テキサス小児科病院

 全米最大規模の総合小児科病院であり、40以上の専門分野があり、あらゆる症例の子供達のケアにあたっています。患者とその家族の心のケアプログラムも充実しています。

 U.S.News & World Reportによる全米ベストホスピタル・小児部門では常に10位以内。世界約80カ国から訪れる、あらゆる症例の子供達とその家族を中心に、複数の専門医、看護師、ソーシャルワーカー、研究者によるにチーム医療を実践しています。

 また全米最大規模の小児癌血液疾患センターでもあり、小児先天性心臓病治療において全米No.1の成功率を誇る心臓専門センターを持っています。

医療特長

Children's Cancer Center - がん専門センター

 小児癌、血液疾患を専門とするセンターとしては全米最大規模です。
2002年には、年間21,000人以上の外来患者、2000人以上の新患が訪れました。
28人の小児腫瘍専門医が治療チームをリードし、135人の腫瘍専門看護師がサポートし、最新のケアを行います。

* 症例

 白血病、脳腫瘍、リンパ腫、神経芽細胞腫、骨・軟骨腫瘍、その他小児癌。

* 治療法

 化学療法、放射線、手術、移植、遺伝子治療。

* チーム医療

 各専門医、看護士、看護婦、ソーシャルワーカー、薬剤士、チャイルドライフスペシャリスト等で形成されるチームにより治療を行います。
治療法を各専門家による多角的視野から、検討、実施しています。

* 治療実績

 「Stem Cell、Bone Marrow Transplant(幹細胞、骨髄移植)」テキサス小児科病院で行われた骨髄移植件数は、2000年の一年間で75件。現在移植用の病床数を倍増する計画が実施されています。

* Solid Tumor Program(充実性腫瘍)

 脳、骨、軟組織、腹部その他の腫瘍の治療を行う全米内のリーダー的存在です。
全米癌協会のサポートの下、最先端の臨床治験により新たな治療を可能にしています。

* Brain Tumor Program(脳腫瘍)

 国立がんセンターのサポートによって、1993年に小児脳腫瘍についてのプログラムができました。
テキサス小児科病院を含む全米内9つの施設が選ばれ、新しい治療法の研究・治療を行っています。

* Retinoblastoma(網膜芽腫)

 主に3才以下の子供の目にできる悪性のもので、通常手術によって取り除かれ、患者の視力を救うためには放射線、化学療法が取られていました。
現在テキサス小児科病院がんセンターでは新しい遺伝子治療によるアプローチを見つけ出しつつあります。
これによって今までの治療に伴う危険が防げる可能性があります。

* Peacock Conformal Radiotherapy

 放射線治療の専門家によって作り出された今までに無い治療法です。
悪性の脳腫瘍のみに放射線を与え、他の部分を痛みを伴う副作用から守ることができます。
小児癌に使用されたのは全米でここが初めてです。

* Leukemia / Lymphoma(白血病、リンパ腫)

 白血病は小児癌の中で最も多い症例で、小児癌のうち23~30%を占めます。
しかし現在では、新しい分子技術などによって75%の重度のリンパ腫、白血病の子供たちが助かっています。

ベイラー医科大学付属テキサス小児科病院は世界的にも有名な子供の心臓に関する専門センターです。
26人の専門医が治療をリードしています。
年間9000人以上の患者さんが訪れ、何千もの治験や手術が行われています。
小児の先天性心臓病の治療に関しては、全米No.1の成功成績を持ちます。

Texas Children's Heart Center

 世界的にも有名な子供の心臓に関する専門センターです。
年間12,000人以上の患者さんが訪れ、600件以上の手術が行われています。
小児の先天性心臓病の治療に関しては、全米No.1の成功成績を持ちます。

* Fetal Preparation(胎児への準備)

 ウルトラサウンドにより胎児の心臓に問題がありそうだと判断された後、エコー心臓血管描画法によって詳細を調べます。
これにより誕生前に誕生時のベストな治療を検討し、母体を通じて投薬したり、誕生後直ちにペースメーカーを用意するなどの処置が可能となります。

* Leukemia / Lymphoma(白血病、リンパ腫)

 テキサス小児科病院は新生児から幼児、青年期までの患者に対してカテーテル挿入法が使用出来る米国内唯一の機関です。
この治療法は手術を行うのと同じ効果が得られます。

* Arrhythmia Treatment(不整脈治療)

 移植可能な細動除去器によって心臓のリズムの異常を監視し、正しいリズムを作り上げます。
特にペースメーカーを使用した治療には世界中から800人以上の患者が集まります。

* 新生児センター

 病気を患う新生児、未熟児用に120床を構え、年間2,500人以上の新生児の治療に当たります。
過去5年間、1,500g以下の未熟児の生存率85%、1,000g以下の未熟児の生存率が50%以上であり、この数字は全米一です。

心理的・社会的サポートプログラム

 サポートチームが患者さんとその家族のQOL向上のために従事しています。

* The Blue Bird Clinic

 病院内にある小児神経科クリニックです。
子供の感情、教育、社会性に必要な神経学的な検査、医療を行っています。

* Bo's Place

 子供や愛する人を亡くした悲しみを同じような境遇の人々同士で分かち合う場所、家族が立ち直っていくことをサポートする場所です。

* Cullen Center and Ripey House

 予防接種、聴覚・視覚検査、慢性病のマネージメント等をヒューストン市内貧困地区の子供達へ提供。
また企業とも提携してヒスパニック系住民の多い地区にオフィスを構え、医師、看護師、ソーシャルワーカー、そしてバイリンガルスタッフを置きプライマリーケアと教育に当たっています。

* Greater Houston Coalition for Safe Kids

 Greater Houstonと連携したプログラム。
子供の事故予防のために様々な取り組みを行っています。
カーシートの点検、低所得家庭650件に煙探知機を設置、また300の自転車用ヘルメットの寄贈などを行っています。

治療薬プログラム

 新薬開発のための研究費$15Mil.を獲得。
センター内で開発された新薬は国のサポートの下、テキサス小児病院内で臨床治験を行っています。
多くの患者がセンター内で研究・開発された薬による治療を受けています。

遠隔治療の普及

 サテライトを利用したTelemedicineの世界的なリーダー的存在です。
1965年以来40年近くに渡り開発改良に務め、現在は様々な用途で利用しています。

遠隔地のクリニック、専門病院と当病院を結び、患者さんのコンサルテーションを行うセカンドオピニオンへの利用、希少なケースを専門医同士が検討するカンファレンスへの利用、セミナーへのサテライトでの参加、また非常に精度の良い技術により、画面上で手術技術を学ぶことも可能となっています。
これらはリアルタイムで行うことは勿論、インターネットを利用して時差を持つ利用も可能です。
現在ではヒューストン・テキサス内の関連病院だけでなく、世界各地からのアクセスがあります。

国際部からのコメント

 ここでは他の専門病院への移動が非常にスムーズにできます。
これは他にない大きなメリットです。

テキサス小児科病院では、あらゆる治療が可能で、世界中の子供達に最高の医療を提供しています。
家族に対する精神的なケアも行っており、サポートシステムも整っています。
加えて現在、サテライトを使ったTelemedicineの普及に務めています。

日本にもこの技術を持った病院は幾つかあるはずです。
これを使えば患者さんはトラベルなしで幾つかの診断、検診をすることができます。
医師同士の教育プログラムにも使えます。
これは双方にとってとても有益なはずです。
早く実現して欲しいと思います。

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