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勝俣範之医師のつぶやき

※このページでの勝俣先生のお話は先生の承諾を得て作成させていただいています。

勝俣範之(かつまた・のりゆき)医師

日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科教授

勝俣範之医師

1963年、山梨県生まれ。88年、富山医科薬科大卒。92年国立がんセンター中央病院内科レジデント。その後、同センター専門修練医、第一領域外来部乳腺科医員を経て、2003年同薬物療法部薬物療法室医長。04年ハーバード大学公衆衛生院留学。10年、独立行政法人国立がん研究センター中央病院 乳腺科・腫瘍内科外来医長。2011年より現職。近著に『医療否定本の?』(扶桑社)がある。
専門は腫瘍内科学、婦人科がん化学療法、がん支持療法、がんサバイバーケア。がん薬物療法専門医。

勝俣先生のYomiDr.記事

音楽療法について

2016年09月14日

術前術中の音楽療法は、患者さんの不安を軽減する。ランダム化比較試験の結果です。すばらしい研究、エビデンスと思います。ASCO の機関誌のJCO に掲載されています。
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メディカルツーリズム作戦について

2016年09月13日

今日来られた患者さんからお聞きしたのですが、免疫細胞クリニック、最近では、中国人をターゲットにしているようです。中国の団体さんが、来られていたそうです。日本人では商売にならなくなったのでしょうか。中国のかたがたが、本当のことを知ったら...。
重粒子線クリニックも然り。メディカルツーリズム作戦らしい。腎臓がん両側多発肺転移に重粒子線を当てていました。私のセカンドオピニオンに来られ、分子標的薬を勧め、重粒子線には反対したのですが、結局、両肺重粒子線やりました。結果的には重症な肺炎になり、入院となっていました。
メディカルツーリズムも良いのだけれど、きちんとした標準治療を提供してほしい。私の病院にも多くの中国の方が来られます。今のところは、「日本の医療はすべてレベルが高い」と盲信状態になっていますが、いつまでも続くものではないでしょう。

「効果が同じなら安い薬を」がもたらす弊害

2016年08月29日

「効果が同じなら、新薬を」というのは、いかがなものでしょうか?患者さんにとって、値段が高い、未知の副作用の危険性があります。

>> 元記事はこちらです。

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