HOME怪しい医療情報に迷い込まないために
正確な情報が何かわからない。
誰の言うことを信じていいのかわからない。
インターネット、ベストセラー本の間違っている情報に気づかない。
医療は色々な要素が絡み合う複雑なものです。
極端な情報に流されることなくバランスの取れた理解を。
不確かな情報や物に、精神・体力・時間・お金を費やすことなく、本来ある大切な生活の中で正しい情報をつかんでください。
客観的に信頼できる「正確な情報」はどうやってつかむのでしょうか?
治療法を提供する病院は、がん治療先進国アメリカの「ベストホスピタル」に常に上位2位以内に選ばれているNYメモリアルスローンケタリングがんセンター。
日本でがんのことを勉強されている医師であれば、どなたでもご存知のがんセンターです。
セカンドオピニオンは、提出された資料をもとに専門医が診断からすべて再確認します。主治医の意見に左右されない独立した立場から治療法を提供します。
日本では未承認でも、アメリカでは標準治療になっている薬や治療法があります。
日本では薬の承認などに時間がかかるため、アメリカと比べると2年以上の時間的なズレがあると言われています。
日本にももちろん信用できる医師はたくさんいます。 しかし、人口あたりの腫瘍内科医(抗癌剤治療も含めて癌患者さんへの治療を総合的に考える医師)の数は、アメリカに比べるとまだまだ少ないのが現状です。
アメリカの人口は、日本のおよそ2.6倍ですが、腫瘍内科医の数は日本のおよそ14倍に上ります。
メディエゾンを設立してから10年以上、患者さんをお世話していく中、いろいろな問題を抱えた患者さんとお会いしました。
怪しい情報に惑わされ体力をなくしてしまっていた方。
怪しいサプリメントに高額なお金を払っていた方。
怪しい高額な治療法を受けていた方。
実験的な治療を受けていた方。
標準治療でありながらも間違った順番で治療が始まっていた方。
最近では、がんを放置するなど、極端な本が出回り、それを信じている患者さんがたくさんいることも知っています。
私は患者さんの身体・精神的苦痛が緩和され、金銭的に余裕があるのであれば、治療を補完するものがあっても良いと思っています。
ただし、大切なのは『治療に支障がでないことが大前提』です。
正しい情報とはなんでしょうか?
正しい情報!それは、
自分の病気は今どんな状態なのかと自分の身体を把握する。
最適な治療は何なのかを理解する。
その治療の効果がなくなった時の別の治療法について理解する。
その治療を行うことによるメリット・デメリットを理解する。
その治療を行わずに放置した時のメリット・デメリットを理解する。
全ての情報を得て、それを元にご自身の人生観、価値観などを含めて病気と向き合ってください。治療と向き合ってみてください。
その中から、きっと皆さんが望むことが見えてくると思います。
メディエゾンは皆さんが選択された道をいつも応援しています。
そして、皆さんが選択する際の一つの手助けとして利用していただけることを願っています。