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患者さんの記録

Nさんの診察概要

Nさんがポナチニブの受け取りのために再渡米されました。

今回の診察概要です

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<医師からの説明>

スポンサーの協力により
約4ヶ月分のポナチニブを確保できたこと

今後も日本で受ける検査、
骨髄穿刺の結果、血液検査の結果を送って欲しいこと

今後のポナチニブの確保に関しては、
現在、スポンサーに交渉中であること

現在、Nさんの他にも治験に参加していた
海外からの患者さん3人の分も含めて
スポンサーに無料提供を交渉中であること

<リサーチナースからの説明>

次回の予約日に新たなプロトコールの
インフォームドコンセントの説明があること

事実上、ポナチニブの治験は終了しているが、
特例で暫くポナチニブを使用する為のプロトコールであること

<右側の足の親指及び右の手の親指の痺れ感に関して>

症状が継続したり悪化するような傾向の場合、
ポナチニブの副作用を考慮して、
日本の神経専門の外来を受診すること

<Nさんからの質問>

1、結果は良好という事ですが、
  具体的にどのような治療経過の段階なのか?

=答え=
 8月の検査の結果、
 PCRは既に0.01を示していて、
 MMRの段階になっていたと言える。

 12月の検査の結果でも同じく、
 現時点で寛解していると言える。

2、ハーブの摂取に関して、前回のフェローの医師の答えは
  「シャンプーなどに含有されるハーブについて
   何が含有されているか確認してから使うように。」
  であったことから、
  具体的に何のハーブを使用しないようにすべきか?

=答え=
 シャンプーやコンディショナーに含有されている
 ハーブは心配する必要はない。

 ねぎ、たまねぎ、生姜、にんにく、バジル等と言った、
 お料理に用いる食材に関しては心配する必要はない。

 避ける必要があるのは、治療などを目的とした、
 漢方処方のハーブや、サプリメントなどに含有されている
 ハーブを一定の期間以上継続する事を避ける必要がある。

 よって、日常生活の中で食材に用いるハーブには
 心配する必要はないので、摂取しても構わない。

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まず、ハーブの話。。。

前回のフェローの医師の話は間違いだったようで、
そこまでハーブの摂取を心配する必要は無いとわかり
安心でしたが、

まさかこんな間違いがあるとは予想していなかったもので、
少しショックを受けました。

まずは確かな話が今回聞けたことで良かったです。

そして良かったことは、
今回、Nさんは4ヶ月分のポナチニブを確保。

自己負担になると1ヶ月分が100万円以上になる
可能性があるお薬なので、まずは安心でした。

今後も日本での承認が得られるまで無料提供を
交渉してくださるとのことで、まずは一安心です。

ポナチニブはとてもよく効いてるそうで
Nさんもそうですが、寛解に至っている人が
他にもいるそうです。

PCRというのは遺伝子検査のことで、
bcr/abl融合遺伝子を持つ白血病細胞について調べます。

例えば、Nさんの場合、8月に
基準値の0.1%以下の0.01となり
「分子遺伝学的大反応(MMR)」が
今も続いていることから
寛解という判断となっているようです。

この寛解がずっと続いている患者さんもいるそうで
その場合、

無理に骨髄移植を勧めることもなくなっている
という話もあり、

今後のNさんもその域に入ってもらえることを
祈るばかりです。

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