Nさんの気になる症状の内、
1、首の腫れと甲状腺ホルモンの異常値について
甲状腺の専門医に診てもらったところ、
甲状腺が炎症気味であること。
甲状腺ホルモンの血液検査の値が上下すること。
(必ずしも常に異常値ではない)
それらから経過観察となり、
現段階での治療の必要は無しということになりました。
2、血圧の上昇と手の甲の黒ずみについて
渡米時にMDアンダーソンの担当医に診てもらうことに
3、体重の減少について
グイベックの副作用としてむくみがあり、
ポナチニブを服用始めてからグリベックを止めたので、
むくみが取れたからかもしれないとのこと。
Nさんは
ポナチニブの治験のフォローアップのため
3回目の渡米診察にもうすぐ来る頃になっていました。
ちょうどその頃、
テキサス州ではウェストナイル熱が流行していました。
Nさんも日本でその情報を得たらしく心配されていたので、
これに関する領事館からのお知らせをいくつか転送しました。
Nさんは虫除けスプレー持参にて
なるべく外出されないようにということで
渡米されることとなりました。
下記、ヒューストンの領事館からのお知らせの一部抜粋です。
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報道によると、ダラス郡におけるウエストナイル熱感染件数は190件となり、
北テキサス(ダラス郡、タラント郡、デントン郡、コリン郡等)
全体においては感染件数は440件を数え、
テキサス州における過去最多の439件(2003年)を超えた由です。
ヒューストン市が所在するハリス郡については
今年、これまでに12件の感染例が確認されており、
専門家によればハリス郡で直ちに現在のダラス郡並みに
感染例が急増することは考えにくいが、増加の兆候があり、
警戒が必要である旨述べています。
ウエストナイル熱はウイルスを保有した蚊に吸血された際に感染する感染症で
発熱,激しい頭痛,関節痛,筋肉痛,背部痛,発疹等を起こします。
また、同地域だけでなく、北米各地で発生しており、
在留邦人の皆様におかれては、以下の情報をご参照いただき、
引き続き報道などに注意しながら対応願います。
ダラス郡は、住民に次の4点の励行を呼びかけています。
ア 虫除けを使用すること
イ 夕方から早朝にかけて外出する場合、明るい色の長袖、長ズボンを着用すること
ウ 貯留水を無くし、プール、ペット用皿等の定期的な水替えをすること
エ 夕方から早朝にかけての時間帯に、特に用心すること
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