テキサス大学付属メモリアル・ハーマン病院 - アメリカと日本をつなぐ医療の架け橋

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テキサス大学付属メモリアル・ハーマン病院

概要

テキサス大学付属メモリアル・ハーマン病院

 1925年にテキサス・メディカルセンターに最初に設立されました。優秀な緊急外傷サービスを始め36の専門の科を持ち、あらゆる症例に対処できる総合病院です。

 2003年には「the Wellness Councils of America」からGold Well Workplaceに選ばれました。

医療特長

教育活動

 テキサス大学医学部への教育プログラム提携を行っています。1968年、ハーマン病院はテキサス大学医学部の重要な教育機関の一つとなりました。

* Family Practice Residency Program

 全米トップ100の病院の一つとして名前が挙げられるプログラムです。27年余りの間に250人以上の医師を送り出してきました。Family Practiceとして幅広い年齢層に対する多種多様な、一般的な病状に対応できるトレーニングが用意されています。開業向けのテクニック的なトレーニングだけではなく、学術面でも充実したものとなっています。

在宅医療

 1985年以来、メモリアル・ハーマン・ヘルスケア・システムの子会社であるメモリアル・ハーマン・ホーム・ヘルスがヒューストン地区の患者さんに対して、フルサービスの介護・看護を提供しています。最もメジャーな保険である「HMO」や「PPO」と契約があり、「Medicare」や「Medicaid」、自己負担も受け入れています。

Outpatients Nutrition Service

 博士号や資格を所有する栄養士が、各自の健康やライフスタイルに合った栄養相談に応じています。また主治医との連携により、患者さんの病状に合わせた内容の栄養相談も行っています。

Medical Missions

 1999年に設立され、ボランティアグループが国外の医療支援が必要な地域への支援を行っています。ボランティアグループのメンバーは、全て免許保有者で構成されています。

YMCAとのパートナーシップ

 健康増進を目指したパートナーシップを創っています。人々の生活の改善、健康、精神的な安定などに焦点を置いたプログラムを作成しています。

特長的活動

 1925年、テキサス・メディカルセンターに最初に設立された病院がハーマン病院です。1997年には、ハーマン病院とハーマン小児科病院はメモリアル・ヘルスケア・システムと合併し、テキサスでは最も大きな非営利のヘルスケア、「メモリアル・ハーマンヘルスケアシステム」となりました。

 2003年、メモリアル・ハーマン病院は「the Wellness Councils of America」から「Gold Well Workplace」に選ばれました。

 またテキサス大学医学部への教育プログラム提携し、1968年以来ハーマン病院は、テキサス大学医学部の重要な教育機関の一つとなりました。

24時間緊急外傷サービス

 年間40,000人以上の患者が訪れる緊急病棟です。緊急外傷サービスは、「レベル1(最も命に危険があるケースの外傷患者を受け入れる)緊急病院」として認定されています。また緊急空護サービスを始めた全米で最初の病院の一つでもあります。
年間では約3,000件の利用があります。

移植センター

 腎臓・肝臓移植においては、全米内で最も忙しい病院のひとつです。肝臓・腎臓の組み合わせ移植、膵臓・肝臓の組み合わせ移植、またはそれぞれ単独の移植が可能です。目や皮膚の移植も含めた移植総計数では、全米で第4位です。移植に免疫抑制剤・サイクロスポリンを用いた治験を始めた先駆者的存在です。生存者のドナーから肝臓移植を行った、ヒューストンでは最初の病院です。

* ライフギフト臓器ドネーションセンター

 1995年、ライフギフト・インハウス・コーディネータープログラムに参加する全米で2つの病院のうち、その一つに選定されました。
以来、臓器提供における専門家を病院内に置き、臓器提供の機会を有効に活用できるよう取り組んでいます。
2002年には64人のドナーからのべ233の臓器移植を行い、その数は全米一にランクされました。2000年に次いで2度目のNo.1です。

心胸部、脈管手術プログラム

 大動脈瘤(上行弓および胸腹部)の手術、脈管手術において国際的リーダーのサフィ医師が中心となり、テキサス大学とともに進めているプログラムです。
心臓血管に関する医療分野で知名度の高いハーマン病院がさらに躍進するためのものです。

* サフィ医師

 マルファン症候群の患者の寿命に手術が及ぼす影響、体温低下法と循環器阻止法を必要とする動脈瘤手術中の患者の容態改善、胸腹部大動脈瘤手術中の大脳脊髄液排出および末端大動脈灌を研究対象とし、その論文は各機関誌や教科書に幅広く出版されています。
世界各国の専門会議やワークショップに呼ばれ講演を行っており、日本の医学界にも影響力の強い医師です。

ガンマナイフ施設

 放射線手術による切開無し、麻酔無しで脳腫瘍を破壊する革新的な脳手術の技術を持っています。これにより通常発生する脳手術の際のリスクが回避されています。

プレジデント・ブッシュ循環器センター

 循環器疾病に関して、最新の技術で診断、治療、予防と総合的なケアを行っています。

ハイリスクの産科サービス

 毎年約3,000の新しい生命を誕生させているが、その内の30%は危険度の高い出産です。

* Mother's Journeyメンバーシッププログラム

 妊娠中の女性から4歳児をお持ちのお母様までを対象としたプログラムです。メモリアル・ハーマン病院にアカウントをお持ちでなくとも、全ての妊婦の方々が加入可能です。下記内容のケアが受けられます。

  • Women's news letter
  • 妊婦用教育クラス
  • 電話での健康情報
  • メモリアル・ハーマン病院内の産科のVIPツアー
  • 妊婦用valuable coupon
  • メモリアル・ハーマン病院作成本「Expect a Promising Future-Your Guide to Postpartum Care」
  • Online Nurseryにて家族・親友などに出産後の赤ちゃんを紹介
  • カフェテリア内食事10~20%引き
  • 赤ちゃんの最初の写真を購入

Behavioral Health Service

 Memorial Hermann Behavior Health Servicesが担当し、緊急の精神病、薬物中毒の患者に対し、個々または家族ぐるみで生活習慣を改善し、健康な生活を取り戻すことを目的とするサービスを提供しています。
Memorial Hermann Behavior Health Services内の「F.I.R.S.T.」と呼ばれるメンタル面でのプロフェッショナルチームが救急室にて精神病患者、薬物中毒患者の対処に当たります。

国際部からのコメント

 テキサス・メディカルセンターはあらゆる疾患に対応できる施設がそろっています。
そして、世界各国からの患者を受け付けています。
メモリアル・ハーマン病院には、ヒューストン在住の日本人の患者さんはたくさんいますが、日本から渡米して治療を受けに来る方はあまりいません。
テキサス・メディカルセンターがもう少し身近に感じていただけるようになることを祈っています。

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