腫瘍内科医・勝俣範之医師のつぶやき

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勝俣範之医師のつぶやき

丸山ワクチン治験

丸山ワクチン治験、ClinicalTrialgovにありました。現在、ステージIIIB子宮頸がんで治験中です。600例の患者数なので、今度は、白黒はっきりとわかると思います。
逆に言うと、この臨床試験の結果が出るまでは、有効と言えず、一般的にお勧めできる治療ではないということ。

真面目な臨床試験や治験をすると、時間もお金もかかります。臨床試験でもなく自由診療でやっている分には、お金儲けをするのには、大変手っ取り早いのですが、全く使えるエビデンスにならないのです。日本の免疫細胞療法がそれに相当します。いくら、何万人の実績?があっても、ただやるだけではダメ。

未承認がん治療を自由診療でやることを認めるのが悪いと思います。まだ臨床試験での有効性が出る前から、勝手に自由診療でやっている。しかもビジネスになる。これだと、日本で臨床試験が進まないのもしょうがない。いつも新薬は海外から。海外先進国では未承認がん治療は政府へ届けて許可が必要。

お金や手間をかけなければ、良い医療は生まれません。結局、怪しげな医療ばかり受けることになり、損をするのは患者さん、国民になります。

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