メディア掲載・講演実績11_2004年4月:季刊誌ALLAY - アメリカと日本をつなぐ医療の架け橋

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メディア掲載・講演実績

2004年4月:季刊誌ALLAY

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すばらしい医療システムをもつ全米トップクラスにランクされる病院で治療するチャンスを提供しようと設立

MDアンダーソンがんセンターとそのメディカル地区内にある著名な病院へ来る日本人患者のために、日本語通訳と医師との連絡サービスを行う企業、メディエゾンが2年前にテキサス州ヒューストン市に設立されました。メディエゾン(Mediaison)とは、Medical(医療)とLiaison(窓口、連絡係り)の二つの単語を合わせて作った名称で、患者にとって健康な生活への窓口になることを意図としています。

メディエゾン設立者は上野美和さん。バイリンガルのビジネス・ウーマンで、以前にMDアンダーソンでデータマネーシャーをしていたことがました。

「アメリカにある病院のトップテンにランクされる専門病院がヒューストンには5つもあるために、外国から治療を受けにやってくる患者さんが多いんです。その中で日本から来られる患者さんは本当に少ない。"患者さん主体の医療"と"納得のいく医療"、こんなにすばらしい医療システムを持つMDアンダーソンや全米で評価の高い病院があるのに、どうしてセカンドオピニオンや治療を求めてくる患者さんが少ないのだろう、と疑問を感じていました。日本語が通じる医者がいない、文化の違いがある、または外国で治療を受けることに自体に不安がある、医療費が高いことなどが日本人患者さんにとって利用できない大きな理由でした」

そこで、これらの不安を取り除ける総合日本語サービスがあればと上野さんは考えました。

医療者と患者とのコミュニケーションを患者の立場に立ってサポート

メディエゾンではホテルや航空券の予約、ホテルと空港間の送迎、希望する病院で診察を受けるための書類上の手続きの補佐、ホテルのチェックインから食事や観光での通訳を含むアテンド、診察や検査での同行サービスなどを行っています。

「診察の際、各病院は無料で日本語通訳を付けてくれますが、患者さんの側に立つことのできるのはメディエゾンだけです。患者さんと一緒に納得するまで医師と話し合うことで、患者さんの満足度を深めて欲しい。そして、治療に専念して欲しい」と上野さんは話していました。

メディエゾンのサービスを1人でも多くの人に知ってもらえるように、乳がん学会や日本血液学会、日本造血学会、つばさの会、日米がんセミナーなどの学会に積極的に参加して、自社のサービスを伝えてきました。昨年は乳がん患者会ソレイユの25周年記念の一環として、日本人乳がん患者関係者によるMDアンダーソンがんセンターの見学会が行われました。その際の日本語サービスはメディエゾンが行い、好評をはくしました。

メディエゾンでは毎年日本で、がん保険を販売する生命保険会社とミーティングを行いMDアンダーソンがんセンターでセカンドオピニオンを受けられるパッケージの提案をしています。またさまざまな病院を見学して日本の医療システムの現状を研究したり、患者会の会員と面会してアメリカ式医療システムを紹介するとともに、日本の医療システムについての問題点の調査もしています。2年間の熱心な広報活動のかいがあり、現在では日本からの問い合わせがかなり多いそうです。

日本人患者のためにデザインされた現地日本語サービスとリーズナブルな料金

メディエゾンの日本語サービスは患者さんが積極的に治療に挑んでもらう事を目的としています。

ステップ1
日本にいながらにして現地の病院から医療アドバイスを受ける。

電子メールまたは電話でメディエゾンに直接問い合わせ、サービスの申し込みをする。メディエゾンは患者にメディカル・フォームを送り病状などの記入、そして必要書類一式を送りサインなどの記入をお願いする。そして申し込みと同時に指定されたサービス料金を支払います。これをメディエゾンへ郵送またはFAXすると、メディエゾンでは送付された書類を英訳して、必要な書類への記入代行を行い、指定の病院の国際部(インターナショナル・センター)へ提出します。病院の医師らはその書類と記録を見たうえで、病状を判断し、メディエゾンを通して患者にアドバイスをします。

ステップ2
現地でセカンドオピニオンを受ける

日本人医師の協力と理解を得て可能になるサービスです。

患者の受け入れが可能という返事を病院から受け次第、患者に報告をします。

それと同時に航空券やホテル、タクシーの送迎、通訳者の手配も行います。患者には過去の医療データ(画像、スライド、診察記録など)を持ってきてもらうように依頼します。到着日に患者をヒューストン空港に出迎えてそのまま、ホテルへ。そこでチェックインの手伝いをします。初診の日、患者とホテルで会い病院へ。新患用の書類手続きを手伝い、診療室へ一緒に向かいます。診察室や検査室では通訳者と共にメディエゾンのスタッフも立ちあい、セカンドオピニオンを得るまで医師と患者のコミュニケーションをはかります。(通常、立ちあいは初診とセカンドオピニオンの際の合計2回)。病院を出てから患者が疑問を持つような場合、納得がいくまで説明をし相談にのる、また病院との連絡を代行する、というのもサービスの一環です。最後に空港まで送ってサービスを終了します。

帰国後、アメリカの病院で得たセカンドオピニオンについて患者は日本の主治医と話し合い、治療を進めてもらいます。帰国後、患者との連絡業務やレポートなどは計5回まで行ってます。

メディエゾンに問い合わせてくる患者のすべてがセカンドオピニオンを受けられるとよいのですが、病院ではまず患者の病状を検討したうえでこのケースなら治療オプションを提供できそうだと判断された場合に限り、患者さんは受け入れ可能となります。

「がんと診断された段階でできるだけ早く納得のいくセカンドオピニオン取得を考えてほしい。自分にとっての標準治療は何でその他の治療オプションがどれだけあるのかを診断時に知ることはとても大切。いつでもメディエゾンに問い合わせて欲しい」と、上野さんは勧めています。

ステップ3
日本で不可能な治療を受ける

セカンドオピニオンだけでなく、日本で使われていない最新薬や最新の治療を受けに来る患者のためにもその手助けをしています。申し込みがあるとメディエゾンでは治療についての内容、病院の案内、医療費および滞在費の見積もりを日本語訳して本人に送ります。交通機関の予約はもちろんのこと、アパートやレンタル家具、携帯電話などの手配など生活上の補佐も引き受けています。現地での治療中は病院側と協力して患者のために全面的に日本語でのサポートをするのです。

また医師同士の交流、協力体制を前提とした日本の主治医からの患者さんの紹介も受け付けています。

これらのサービスのほかに、メディエゾンではメール・イン・レビューというサービスも始めました。渡米をせずに日本にいながらにしてMDアンダーソンのセカンドオピニオンが受けられるというものです。MDアンダーソンの医師によるレビューの後、日米両方の医者の話し合いにより患者さんを中心とした治療方針がデザインされて、それをもとに患者の治療にあたるというシステムの構築を目剤しています。その際の日本語?英語の翻訳・通訳サービスを行うのです。

日本人医療関係者向けの研修サービスも行う

メディエゾンでは、日本人患者だけでなく日本の医師、看護婦,薬剤師ら医療従事者を対象とした現地病院(テキサス・メディカル・センター地区内)での見学・研修サポートサービスも行っています。日本人医療関係者がテキサスメディカルセンターの病院を見学したい、または病院で研修を受けたいと希望したさいに、メディエゾンでは必要なサービスを迅速に行います。個人でもグループでも可能というフレキシブルなプログラムです。

医療関係者の見学および研修のコーディネーションの基本パッケージは以下の通りです。

渡米前

1、見学または研修の日程を設定し、必要な予約や許可を得る。
2、ホテルおよび航空券、、空港への送り迎えの手配代行
3、病院を見学・研修するのに必要なIDの取得

現地到着後

1、空港?ホテル間の送り迎え(希望によっては市内観光付き)
2、到着後、病院内の簡単な見学(通訳付き)
3、見学または研修期間では、必要な限り通訳が同行、付き添い。
  希望があれば翻訳も行う

見学または研修対象となる病院

MDアンダーソンがんセンター、ベイラー医科大学付属テキサス小児科病院、ベイラー医科大学付付属セント・ルーク病院、テキサス大学付属メモリアル・ハーマン病院、ベイラー医科大学メソディスト病院

メディエゾンのインフォメーション

住所 3262 Westheimer Rd., #238, Houston , TX 77098, U.S.A.
電話 713-552-3051、073-433-5605(日本での連絡先、電話とファックスとも)
ファックス 281-966-1501
代表者   上野美和(39才 和歌山県出身)
設立   2002年5月2日
設立資本金 6000ドル

マスコミ 日系メディカル,朝日新聞、日系マスターズ、Yomiuri Weekly、がんに克つ、読売新聞、NHK、週間読売、日系BPなどから取材を受けて報道される。

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