Nさんの帰国後、20日ほどして
ポナチニブの治験再開決定の
お知らせがありました。
ですが、
まだMDアンダーソン内での準備ができていず、
治験再開の日程はまだ決まっていませんでした。
結局、その2週間後に、
ポナチニブの治験の開始日程が決まり始め、
Nさんが帰国してから
約2ヶ月半後に予約していた診察日を使って
渡米してもらうことになりました。
その際の滞在は2日間ほどで大丈夫だろう
との話でしたが、話してみたところ、
詳しい内容はまだ決まっていないようで、
薬剤の費用は無料であることはわかっているものの、
診察・検査費用、
どのような検査が必要であるのか、
どれくらいの期間でのフォローアップになるのか、
などがまだ未定で、
ポナチニブの投与に至るには、
まだ先が長い気がしました。
私の理解では、通常、臨床試験が決まるまでに
1、全ての検査項目を決める
2、それぞれの検査を何日毎に行うのかを決める
3、診察を何日(何ヶ月)毎に行うのかを決める
4、それぞれの医療費を誰が支払うのかを決める
(薬品会社、もしくは医療保険、もしくは自費など)
5、病院内のIRAを通して許可を得る
多分、まだ1~5全てが決まっていないように感じました。
ですが、Nさんは、
ポナチニブの治験開始が決定したことだけでも嬉しい。
と喜んでいただけたことは
私たちも嬉しかったのです。