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患者さんの記録

ポナチニブの副作用に関して

先日、
フォロアップのためにNさんが渡米されていました。

小さな副作用はありますが、
調子は良さそうでホッとしています。

下記が今回の診察概要です。

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<湿疹について>
Nさんの現状報告として、
両腕に加えて、背中に新たに湿疹があり、

痒みの為に皮膚科の受診をし、
軟膏の処方(ビタミンD含有と聞いている)を受けた。
皮膚の痒みに関しては、今後も日本の皮膚科医に診察を継続すること。

<ニュースになったポナチニブの副作用に関して>
一番多いのは、
重篤な心臓発作と脳血管障害が認められている。

Nさんの場合はかなり低い用量で処方しているので、
問題ないと思われる。

ポナチニブは一旦保留になっていたが、
特に副作用が無く、ミューテーションが認められ、

既にポナチニブで治療を開始している患者さんにのみ
継続して使用可能になった。

<今回のポナチニブ処方と検査に関して>
ポナチニブのニュース以来、
処方していた45mgの半錠の22.5mgを内服して頂いたが、

日本での検査の結果から判断すると
問題なく経過している。
今後は15mgを1日1回内服すること。

検査は3ヶ月に1度のPCRで良く、
必要性が無い限り骨髄穿刺をする必要はない。

抹消血からの検査を行い、
3ヶ月に1度、データを送ること。

骨髄穿刺に関しては1年に1度位でも良いと思われる。

<内服量が15mgに減ることについて>

=問題は無いのか?=

今まで、
ポナチニブを内服している患者さんの多くは、
15mgで十分に効果が認められている。

日本から定期的に送られてくるNさんの血液の結果にて、
増量もしくは減量が必要な時には、
結果を見ながらあらためて指示を出す。

その為、今回は多めにポナチニブを処方している。

<次回の診察に関して>

病院の規則があるので、次回は半年後の診察。

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ということで。

今回、Nさんは
半年分のポナチニブを日本へ持って帰ることができました。

ポナチニブは変わらずNさんにとって効果があり
その効果は継続していること。

大きな副作用もなく無事に過ごされていること。

Nさんとは2年以上のお付き合いですが、
とてもホッとしています。

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