MDアンダーソンがんセンターにて
治療目的も含めて渡米された患者さんです。
Yさんの渡米前までの病歴・治療歴の概要です。
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CT、MRI、PET-CT、腹腔鏡検査にて
腹膜癌と診断。
診断後、大網切除を行い病理検査の結果は
Adebicarcinoma Ef grade2
術後化学療法として
カルボプラチンとパクリタキセルの併用3コース
約半年後
腫瘍マーカーCA125の上昇と
MRIでの腹膜肥厚から再発と診断。
診断後の治療として
カルボプラチンとドセタキセルの併用を6コース
CA125は200以上あったものが
一桁まで下がり
画像診断でも効果を認められ経過観察。
約半年後、
下腹部の違和感から疼痛が出現。
骨盤内播種病巣が認められる。
治療として
ドキシルを6コース
シスプラチン
その後、
S状結腸~上部直腸・周辺切除とリンパ節廓清
術後化学療法として
ジェムザールとTS-1の併用
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渡米時には
腫瘍マーカーCA125の上昇はないものの
PET検査により腹膜がんが更に悪化しているとの診断後、
骨盤内播種病巣の癒着による疼痛もあり、
アメリカ内での治療も見込んでの治療法を探しにいらっしゃいました。