テキサス大学付属MDアンダーソンがんセンター - アメリカと日本をつなぐ医療の架け橋

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テキサス大学付属MDアンダーソンがんセンター

メディエゾンを通して、渡米してセカンドオピニオンを取得する場合、MDアンダーソンがんセンターをご紹介します。

概要

テキサス大学付属MDアンダーソンがんセンター

 "Making Cancer History" MDアンダーソンがんセンターは、患者さんががんと闘い勝ち抜く歴史を作るため、研究・教育・予防を通し、世界中のがんの撲滅に力を注いでいます。U.S.News & World Reportベスト・ホスピタルがん部門において、常に上位2位以内に選ばれている実績があります。

 また、国立がん研究所(NCI)により「多角的治療の可能ながんセンター(病院)」として最初に指定されたひとつです。(全米内35機関が指定)

医療特長

チーム医療

 MDアンダーソンがんセンターでは、全てのがんに対し、ユニークなスタイルの集学的治療(チーム医療)を行っています。
細分化された専門科の医師のもと、世界でも最も有能とされる病理医、放射線専門医、腫瘍内科専門医、腫瘍外科専門医、腫瘍放射線専門医、看護婦、薬剤師がチームとなり患者さんの治療にあたります。
この医療の特徴は、患者さん自身もチームの一員として治療方針の決定に参加できることでもあるのです。

臨床試験

 常にがん分野の治療、研究のリーダー的存在である当センターでは、全てのがんの撲滅を目指し、確立された標準治療にとどまることなく、治療の改善、有効な新治療法の開発が行われています。
臨床試験は患者さんにとって治療オプション拡大の一つの手段として、有効性、科学的根拠、そしてリスクについて医師より十分な説明がなされます。

医療教育

 世界各地へ MDアンダーソンがんセンターの医師を派遣させて、海外の医師のための国際教育会議を整えています。
会議においては患者さんの症例報告を聞き、MDアンダーソンがんセンターの様々な科の医師が、センターでの治療について発表を行います。
そして医師間での意見交換を実施するなど、緊密な活動を通して国際的な関係を育成しています。

主な各科の紹介

骨髄移植科

 骨髄移植科は自家及び同種移植において世界最大数の治療方針を保有しています。
白血病、リンパ腫、ホジキン病、多発性骨髄腫、乳がん、腎臓がん、肺がん(小細胞)、卵巣がん、そして、良性血液疾患および自己免疫疾患の治療法として、多種に渡るプロトコールを用意しています。
年間600件以上の骨髄・末梢血幹細胞移植を行っています。

乳腺センター

 当センターの乳がん専門医は、米国内において最も多くの乳がん患者さんを診察しています。
形成外科、リハビリテーション、再発予防の分野も大きく進歩し、幅広い選択肢を提供することが可能です。

 一つの例として、乳房切除手術と同時に乳房再建手術の実施があげられます。
乳がん予防のための新薬臨床試験の先駆的な参加医療機関によって、これまでに乳がんと関連する特定遺伝子を発見したほか、この遺伝子の研究に基づいて有望な治療方法を開発しています。

小児センター

 子供から青年期までの患者さんを扱います。
以下に挙げる専門科、専門医で構成されています。

 白血病・リンパ腫、神経腫瘍、固形腫瘍、骨髄移植、血液学、神経・神経繊維腫症、小児外科、小児神経外科、腫瘍放射線科、内分泌科、行動医学、長期フォローアップ。

白血病・生物免疫療法センター

 年間に訪れる白血病の患者さんの数は全米でも最大規模と言えるでしょう。
そのため豊富な経験による的確な標準治療、そして革新的な治療を可能としています。

肉腫センター

 全ての軟部組織肉腫、骨部肉腫を扱っています。
希な症例のために日本では治療方針が確立されていないような各腫肉腫についても治療オプションを持っています。

その他の専門センター

 以下に挙げるような細分化された専門センターの専門医による診断、治療が可能です。

 外来治療センター、乳房診断クリニック、がん予防センター、画像診断、胃腸がんセンター、泌尿器がんセンター、婦人科がんセンター、頭部首がんセンター、リンパ腫・骨髄腫センター、一般内科センター、黒腫・色素細胞腫・皮膚がんセンター、神経がんセンター、整形外科がんセンター、病理検査診断学部、形成外科センター、放射線治療センター、症状コントロール・緩和ケアセンター、胸部がんセンター。

特長的活動

予防医学

 「Division of Cancer Prevention」において、がんの予防にも力を注いでいます。
優秀な専門医、医師以外の専門家による研究、臨床サービス、教育の観点から総合的な質の高い予防医学を提供しています。

 がんは予防でき、また早期発見によって治療可能という考えにより、予防プログラム、カウンセリングサービスを組み、食事療法、禁煙アドバイス等ライフスタイルについての教育と各種スクリーニングをも行っています。

 リスクの高い人へは、各自のリスクに合わせた専門的なスクリーニング、遺伝的な要素を持つ人へは、専門的なカウンセリング、テスト、リスクマネージメントなどのサービスがあり、更には薬を処方して予防する臨床治験も行っています。
また、リスクの比較的低い人に対しても様々なサービスを提供しています。

 例えば、「Breast Evaluation Clinic」では、40歳以上の女性に対する定期的なマンモグラフィーを含む胸部テストを行っている他、他施設で撮った影像、その他の検査結果のレビューをも行っています。
しかしながら、不必要な検査を強いることはなく、患者さんの症状、病状、生活態度、年齢などに合わせた、そしてアメリカがん協会が標準と定めた検査を行っています。

患者教育

 「The Learning Center」は、無料の図書館であり、ここでは、最新のがん治療、サポート、がん予防、そして一般的な健康に関する様々な冊子、本、新聞、ビデオ等が手に入ります。MDACCに関係する患者さんやご家族の方のみならず、一般の人々も利用することができます。

 1999年からセンター内の最新医療情報、データにアクセスし、それをプリントアウトするなどのサービスも始めています。
このセンターは、専門知識を持ったスタッフと臨床スタッフとの協力によって構成される「Patient Learning Office」によって管理され、20年以上に渡ってより効果的な教育の資料や手段を開発し、患者さんへ提供しています。

医療教育

 世界各地へMDアンダーソンがんセンターの医師を派遣させ、海外の医師のために国際教育会議を整えています。
会議においては患者さんの症例報告を聞き、MDアンダーソンがんセンターの様々な科の医師が、センターでの治療について発表。
そして、医師間での意見交換を実施するなど、緊密な活動を通して国際的な関係を育成しています。

 また、一般内科研修を終えて腫瘍内科医を目指すフェローシップの教育、世界中からの臨床研修医、研究研修医、科学者などの受け入れを幅広く行っています。
世界中の医師、科学者に世界トップレベルの医療を学ぶための機会を与え、彼らへの教育に力を注ぎ、世界中のがん治療のレベルアップを目指しています。

国際部からのコメント

 アジア(特に日本及び韓国)からの患者数は毎年増加しています。
患者さん達は、母国で受けることのできない、きめ細やかな且つ専門的な治療を求めMDアンダーソンがんセンターへやってきます。
すなわち、チーム医療を必要とする難しい症例に対する治療を求め、ヒューストンへやってくるのです。

 国際部は母国語や文化を理解しているスタッフを通して、がん治療を成功させる上で重大な要素となる教授陣および医療スタッフとのコミュニケーションのお手伝いをします。
教授陣の中には日本語を話すことのできる医師、看護師もいます。

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